宇都宮 スタイル


  essay
utsunomiya style

 

あめのひ

時々、心くるしいくらいに
雨の日を待ち焦がれることがある。

銀の針のように落ちるそれは、
真昼のすべての音を吸い込んで頼りなく透明だ。

ざわつく心。
火照る想い。

なだめるように。
鎮めるように。

弱気なピチカートのような雨を、
今日の私は待っている。

[ 023/STYLE ] [ TOP ]

   

 
 
utsunomiya style rogo

人と人々、あるいは作品をつなぐ場所。






published by STUDIO ASTERISK
 
copyright © utsunomiya style. all rights reserved.


Utsunomiya Style

人と人々、あるいは作品をつなぐ場所







 A B O U T

 C O N T A C T